フリーエンジニアの節税!「家事按分」

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知っておきたい家事按分について

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知っておきたい家事按分について

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家賃

フリーエンジニアが自宅で仕事をする場合、仕事場として使う分を経費として計上できます。たとえば家賃10万円の家のうち3割の部屋を仕事場にしている場合、3万円は経費に当てられます。自宅で仕事をする際の注意ポイントは、いくら自宅とはいえ仕事場とプライベートをしっかりと区切っておくことです。たとえばリビングの一角を仕事場に当てているなら、仕事場にプライベートの物を置かない、パーテーションで区切るなどの工夫が必要です。このようにして、仕事のみで使用するスペースの家賃を経費に落とすようにしましょう。税務調査の際に、客観的に見て証明できる状態にしておくことで、スムーズな節税対策が可能です。

光熱費

電気代をはじめとする光熱費も経費に当てることができ、節税対策になります。自宅の一角を仕事場にしている際、エアコンや部屋の照明などの電気代は事業に欠かせない経費といえます。電気代を家事按分しやすくするためには、固定の時間帯に仕事をするとスムーズに計上できます。しかしそうもいかない場合は、仕事で使用する分のコンセントを決めておくことや、家賃の家事按分と同様の計算方法で電気代を計上することも可能です。
電気代は上記の方法で計上できますが、ガス代・水道代はフリーエンジニアの事業と結びつけることが難しい傾向にあります。たとえば料理教室の講師のように、水道やガスを使う事業の場合は計上しやすいですが、エンジニアは仕事柄どうしても関連が薄くなるでしょう。そのため、光熱費のなかで電気代は経費に当てられても水道とガスは経費にあてるのが難しいといえます。ただし、冬場にガスを利用して床暖房を使う場合は、家事按分できます。このように、経費にあてるものは事業上不可欠であるという証明が必要になるのです。

見落としがちなのが、車も家事按分できるということです。車を営業車として活用していたりすることが前提ですが、車の購入費用やガソリン代、自動車税、車検代などは必要経費に当てられます。車の使用用途が完全にプライベートのみの場合は、当然ながら経費には当てられません。業務上で使用する目的で購入したけど実際はプライベートでしか使用していない、という場合にも計上は控えましょう。仕事とプライベートの両方で車を使用している場合も、家事按分はできます。たとえばひと月の走行距離のなかで業務上で使用した距離はどれくらいなのか、運転記録などをつけておくと安心です。数字で証明できると、税務署に説明するときもスムーズで理解も得やすくなります。

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