フリーエンジニアの節税対策

成功の肝は「高すぎず安からず」!!
フリーエンジニアにとって仕事の単価アップについて考えることは大切ですが、収入が増えていけばその分税金も増えていくことも忘れてはならないことです。会社員であれば自分でやる必要がない経理面は、全て自分で処理していかなければならないので、事業を始める前に税金のことについてよく理解しておかなければなりません。節税をするためには経費をいかにもれなく計上するかがポイントですが、ここではフリーランスができる対策をいくつか紹介します。
フリーエンジニアとして独立することを考える時は、いかに高い単価で多く稼ぐかということばかり考えてしまいたくなりますが、それと同時に経理のことについての知識も取り入れておく必要があります。そうしないと、仕事とプライベートのお金が混ざってしまい、確定申告の時に収支の区別がつかず大変な苦労をしてしまうかもしれないので、事業をスタートさせる前には専用の銀行口座を作って、普段から収支の管理をきちんと行うことが大切です。もっと読む
フリーになると退職金がないのがデメリットとも言われますが、小規模企業共済に加入して毎月積み立てを続けておくと、最後に退職金として受け取ることができます。積み立ては1,000円から始めることができますが、長い期間積み立てれば、その分だけ受け取れる金額が大きくなります。しかも、掛け金は所得税の対象となる所得から控除することができますし、共済金として受け取る際にも税制上有利になるため、高い節税効果を期待することができます。もっと読む
節税をするためにはもれなく経費を計上する必要がありますが、フリーエンジニアの仕事をしているとそれほど経費となるものがない場合があるので、多く稼げば稼ぐほど税金は高くなってしまいます。しかし、家族がいる人であれば、青色事業専従者給与という制度を利用して、まとまった金額を経費として計上することができるので大幅な節税になります。この制度を利用するにはいくつかの条件があるので、事前によく確認しておくようにしましょう。もっと読む
節税を考えるフリーエンジニアは、家事按分についての知識をつけておくことがおすすめです。自宅で仕事をする場合には、家賃・電気代・車代の一部を家事按分して経費に計上できます。ただし、すべて事業に関連づいていることが前提であり、税務署に数字としてしっかりと証明できることも重要です。フリーエンジニアは仕事上ガス・水道と関連づかないこともあるので、光熱費で家事按分できるのは電気代のみになるケースも珍しくありません。もっと読む
IT系フリーエンジニアとしての仕事をさらに細かく分類すると、Web・オープン系、汎用・制御系、インフラ・運用・基盤系などの専門職や、開発ティレクターなどの総合的な職種などがありますが、単価事情はそれぞれの職種によって異なっている場合が多く、契約する企業の仕事内容によって同じ職種でも単価には幅があります。全体的には上流工程の方が下流工程より単価が高く、総合的な能力が求められる開発ディレクターが最も高単価となっています。
フリーエンジニアの節税対策は、収入面に大きく結びつきます。家事按分は、フリーエンジニアが知っておきたい節税対策の一つです。家賃や電気代、車代などが家事按分できます。税務署で質問された際にもしっかり応じられるように準備しておくといいでしょう。家賃は仕事とプライベートで家のスペースをきっちり分けていることが、計上する際に大切になるポイントです。光熱費や車も、事業を行ううえで無関係のものは家事按分できないので注意が必要です。
単価アップを目指したいフリーエンジニアは、自分のスキルや実績、クライアントとの信頼関係など、単価アップにふさわしい土台が備わっているかを確認しましょう。クライアントにとって、単価がアップしても引き続き仕事を任せたい存在になれていると、単価アップを実現しやすくなります。また、単価交渉をするには適切なタイミングを見計らうことも大切です。契約更新が決まったときや、客観的に成果を上げられたときも単価交渉に適しています。